今日は午後からオープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Springに行ってきました。開催場所は明星大学 日野キャンパス 26号館 (多摩モノレール 「中央大学・明星大学駅」)。例年より遠くなったとは開催者の弁ですが、立川から20分と、個人的には嬉しい距離でした。
時間が限られていたので、聴講できたセミナーはWeb関連の2本だけでした。
- 「Web技術の現状と将来」(W3C): 10年ぶりにメジャーバージョンアップする「HTML5」、より美しい画像情報のためのフォーマット「SVG」、GUIに加えさまざまな入出力方法 (音声やジェスチャ等) を組み合わせて利用する「マルチモーダルWeb」、W3C入会のすすめ (最安で年間85万円) と、日本IGの会への入会のすすめ (無料)。
- 「Firefox & HTML5 - Webプラットフォームの今 -」(Mozilla Japan): 画像やFlashを使わずにHTMLとCSSのみで多様な表現を実現するための新技術の紹介・デモ、各ブラウザの比較・得意分野、最新情報満載のブログ「Mozilla Hacks」の紹介。
その間に1時間ほど、展示を見て回りました。ある程度詳しく話を聞けたのはごく一部で、覚えている限りでは以下のとおり:
- Shibuya.trac: プロジェクト管理Webアプリ「Trac」
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社: 動画配信プラットフォーム「Kaltura」
- 小江戸らぐ: 埼玉県川越市(小江戸)を中心としたLiunx Users' Group
- 「OpenLaszlo on NetBeans」: リッチインターネットアプリケーション(RIA)開発のためのプラットフォーム
- 「ZK on NetBeans」: JavaScriptコーディングなしでAjaxなWebコンテンツを作成するWebフレームワーク
- 日本 Apache Geronimo ユーザグループ: フレキシブルな Java アプリケーション・サーバー
- OpenSolaris: インストールなしで起動可能なLive CD配布。3月に新バージョンが出るそう
- 日本Androidの会 四国支部: Android携帯搭載の音声認識ロボット「ドロンくん」展示。来月の定例イベントでも音声認識がテーマだし、最近のトレンドなのか?
- 日本工学院専門学校ITカレッジ: Android携帯用の歩数計アプリ。Activity(UI表示)とService(バックグラウンド動作)の両方を実装
マイクロソフト株式会社はミネラルウォーターを配っていました。何かあればひとこと、ということだったので、とりあえず、「MS-Project、個人ユースで使える価格設定にしてください!」と書いておきました。他にも、「Mac OS使っています」「いつまでも悪役で!」など、激励の言葉が多数貼られていました。
株式会社日立製作所は、なぜか「スプラウト野菜の種子」を蒔いて配っていました。裏面に「データセンタ省力化プロジェクト Cool Center 50」と書かれていたので、エコ・温暖化防止といった意味付けがあるようです。
最後は恒例のライトニングトーク & 大抽選会。1人あたりの持ち時間5分のショートプレゼンテーション大会です。「函館でIT勉強会始めます!」といった告知、「Tiny Core Linux」「Blade」「twitter bot GENERATOR」「EC-CUBE中国語版」といったソフト紹介、「クラウド=ラピュタだ!」といったネタトークが披露される中、マイクロソフトの方が「Microsoft vs Open Source? いやMicrosoft and Open Sourceだ、Microsoft open to Open Sourceだ!」と熱弁をふるっているうちに時間切れになってしまったのが印象的でした。
今回のオープンソースカンファレンスは2/26(金)~2/27(土)にかけて開催され、来場者数は1日目500人、2日目700人、総計1200人だったそうです。秋開催の次回は、記念すべき第50回目とのこと。
こういう場で展示や発表する側に回れるとさらに面白そうですね。
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